登場人物紹介
弟子1号のジード
ウルトラ支援学校の後輩。6歳の歳の差を感じない戦友。同じく車椅子仲間だが僕と違い右手が自由につかえる。なんでもハッキリ言う親がいる。
僕がデイサービスで出会ったジードは、僕より6歳年下の男の子でした。
ウルトラ支援学校に通っていた頃、共通の趣味である仮面ライダーの話で意気投合し、すぐに打ち解けることができました。
年齢差を感じさせない彼との会話は、いつも僕の心を明るくしてくれました。
僕は彼に「師匠」と呼んでもらっていました。ウルトラ支援学校では学年が違うため、デイサービスでしか会うことはありませんでしたが、彼と会える日は本当に楽しみで、心が躍りました。
ある日、僕は自分の好きなプリキュアやウルトラマンの話も彼とシェアしたくなり、オススメしました。
ウルトラマンについては興味を示してくれて嬉しかったのですが、プリキュアについてはあまり興味を示してくれませんでした。
それだけでなく、ジードのお母さんから「男の子の見るものではない」という強い口調で、『君の大切なパーツを切断するわよ』という衝撃的な言葉を投げかけられたのです。
その後、僕は学校を卒業し、現在は惑星incで生活を送っています。
時が流れ、それぞれの道を歩んでいましたが、最近、思いがけない再会がありました。なんとジードが僕の住む惑星incにショートステイで来られるようになったのです!
再会した時に聞いた話に、僕は心から感動しました。なんと彼は、プリキュアを見るようになっていたのです。あの日、興味を示してくれなかったアニメを、今では楽しんで見ているという事実に、僕は言葉では表現できないほどの喜びを感じました。
時が経ちあの時、オススメした僕の行動は無駄では無かったことが嬉しかった!
デイサービスで芽生えた僕たちの絆は、今も確かに続いています。年齢差も環境の違いも、僕たちの関係性を変えることはありませんでした。むしろ、時間の経過と共に、より深い形で繋がっているように感じます。
思いがけない再会と、さらに思いがけない発見。これからも僕たちの物語は、新しい章を重ねていくのでしょう。そう思うと、なんだか心が温かくなるのです。
アディオス!
メビウスです。
ウルトラマンが好きで、周りの人に勝手にウルトラマンキャラクターの名前をつけて呼んでしまっています。
よろしくお願いします!
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