惑星incへの道 第五回

惑星incへの道 第一回
日曜日の投稿は、僕が今のグループホーム惑星incに入居するまでの道のりを思い出しながら投稿します。コロナ禍前からコロナ発生時の話僕の日常は、デイサービスと週に2回の「惑星KAN」のショートステイで彩られていました。お母さんが朝早く仕事に出た...
惑星incへの道 第二回
前回の続きです惑星KANでの生活選択肢は他になく、惑星KANへの入所が決まりました。僕は、いやで仕方がありませんでした。でも行くしかないので、重い足取りで入所することになりました。入所してからの生活は、週に2回の入浴が決められていました。3...
惑星incへの道 第三回
前回の続きですコロナとの闘い熱が上がり始め、測ってもらうとなんと39.9度もの高熱でした。PCR検査をしたところ、結果は陽性。やはり流行りのコロナウイルスに感染してしまったのです。僕は熱が出ると身体全体が緊張して硬くなり痛くなります。その後...
惑星incへの道 第四回
前回からの続きです。新しい生活のストレスコロナから回復した後の生活は、より規則正しい生活を強いられることになりました。それまでは自分の部屋でiPadを自由に使えていましたが、PCルームでの日中のみの使用と決められました。PCルームには他の利...

前回からの続きです

 

新しい希望との出会い

コロナの状況が少し落ち着きを見せ始め、まず通院のための外出が認められ、次第にドライブなどの家族との外出もできるようになっていきました。

ある日、ウルトラの母が惑星KANへドライブに連れて行ってくれるために迎えに来てくれました。車に乗り込むと、ウルトラ母から思いがけない提案がありました。

『ちょっと見学したい星があるから行ってみない??』

そう言って、近くにできたという新しい建物へと向かいました。到着すると、そこでは女性が2人待ち構えていて、『待っていたよー』と、まるで私たちが来ることを知っていたかのように出迎えてくれました。

建物の中を見て回ると、それはまだ誰も入居していない新しいグループホームでした。見学を終えた後、母から重要な質問を受けました。

『いつかこんなところに入ることができるならKANから変わりたい?まだ、ずいぶん先の話なんだけどね』

僕は迷うことなく答えました。
『うん!変わりたいよ!』

そう答えると母は、
『まだ、このことは誰にも内緒だよ』
と言ったのです。

僕は楽しいことが起こるのではないかと期待に胸を膨らませました。もしかすると、あの食事の時間に厳しかったり、ルールの多い生活から解放されるかもしれないとワクワクしました。

その時に出会った女性2人は、惑星incの上官Kキングと管理者Kさんでした。帰る前に上官キングは僕に向かって、
『君はよく頑張った。惑星incへの採用(入居)を認める』
と言ってくれたのです。

次回に続きます。​​​​​​​​​​​​​​​​


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