惑星incへの道 第一回

日曜日の投稿は、僕が今のグループホーム惑星incに入居するまでの道のりを思い出しながら投稿します。

コロナ禍前からコロナ発生時の話

僕の日常は、デイサービスと週に2回の「惑星KAN」のショートステイで彩られていました。

お母さんが朝早く仕事に出た後、1時間ほど静かに過ごし、デイサービスの迎えを待ちます。

午後4時頃に帰宅し、母さんが帰ってくる19時前後まで、テクノロジーの助けを借りて快適に時間を過ごしていました。

Alexaを操作して照明やエアコン、TVをコントロールし、iPadでYouTubeなどを楽しむ。これが僕の日常のルーティンでした。

お母さんは毎日忙しそうに働いていましたが、何とか家族のバランスを保っていました。僕たちの生活は、それなりに安定していて穏やかでした。

しかし、コロナウイルスの出現により、すべてが一変しました。

いつも通り「惑星KAN」のショートステイを利用していた矢先、感染拡大防止のため、すべてのデイサービスが閉鎖となりました。

さらに衝撃的だったのは、ショートステイでは一度帰宅すると、その後戻ることができなくなったことです。

お母さんは仕事を簡単に休むことができず、僕の日中の居場所を失った状況に、途方に暮れていたそうです。

コロナは僕たち家族の日常を根本から揺るがし、新たな挑戦の幕開けとなったのです。

次回に続きます。​​​​​​​​​​​​​​


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